もくもくカメラのブログ

趣味の工作のこと、日常生活の中で見つけたこと・気づいたこと・思ったことを書き留めます。

雲の3Dタイムラプス動画を楽しんでみませんか。

 みなさん、こんにちは。

 このブログでは、空に浮かぶ雲を3Dタイムラプス動画として撮影し、それを立体視して楽しむ、という話題を提供します(他の話題も今後取り上げるかも知れませんが、いまのところは未定です)。

 最初のこの記事では、撮影方法のあらましと、それで実際に撮った動画を、ご紹介します。詳細な説明や、また新たに良い動画が撮れた場合はそのお知らせも、今後の記事として追加していくつもりです。

 

 【1】撮影方法

 奥行きがある物体の画像による立体視は、二つの離れた位置から同時に撮った画像ペアを両眼で観察する方法が、一般的です。そして、地上から空高い場所にある雲を立体視するには、撮影する二つの場所を、互いに遠く(数m~数100m)離す必要があります。また、その画像をタイムラプス動画として見られるようにするには、一定の時間間隔で多数の静止画ペアを撮影する必要があります。

 このような条件を満たすために、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)という安価なシングルボードコンピューターを利用して、カメラ自体を手作りしました(図1)。

f:id:mokumokucamera:20190505152219j:plain

図1 手作りしたカメラ

 このカメラを二台用意して、片方を自宅のベランダに、もう片方をそこから260m離れた丘の上に設置し、お互いのタイミングを合わせて、10秒に1回のペースで数時間続けて、静止画を撮影しました。こうして撮りためた静止画の中から約1時間分を選び、同時刻に撮影したもの同士を左右のペアとして合成し、この合成静止画を時系列に並べて動画化しました(図2、図3)。

 

f:id:mokumokucamera:20190505152640j:plain

図2 動画撮影全体の流れ

f:id:mokumokucamera:20190505152755j:plain

図3 撮影した動画の1コマ

 【2】動画

 こちらが撮影した雲の動画です(約1分)。スマホを市販の3Dゴーグル等にセットして再生すれば、立体視できます。

   Flowing Clouds 3D Time Lapse 2018 10 09 Tokyo - YouTube

   https://youtu.be/C3G-Zr3CyFk

 

   *    *    *    *    *    *    *

 

名前について:

最初にこのアイデアを思い付いたとき、青空を背景に真っ白い雲がもくもくとわき上がるシーンが頭に浮かんできました。そして、実際にカメラを作り始めてからは、これを「もくもくカメラ」と呼ぶようになりました。この名前を、そのままブログのタイトルとIDに使うことにしました。