もくもくカメラのブログ

趣味の工作のこと、日常生活の中で気づいたこと(ときには文学や外国語やその他のこと)を書いてます。

Hamamatsu Micro Maker Fair 2026 出展のお知らせ

 もくもくカメラは、Hamamatsu Micro Maker Fair 2026 に、「微小世界の3Dタイムラプス撮影装置」を出展します。実際の出展内容は、昨年から取り組んできた 実体顕微鏡+webカメラ の撮影装置と、タイムラプス3D動画。動画はもちろん3Dビュアーで鑑賞できるようにします。他のメイカーさんたちの作品も、面白そうなものがいっぱい。ご興味のある方は、ぜひご覧に来てください。お待ちしてます!

 

・イベント名:Hamamatsu Micro Maker Faire 2026
・日時:2026年7月4日(土)10:00〜17:00(予定)
・会場:浜松科学館(静岡県浜松市中央区北寺島町256番地の3)
・入場料:無料

makezine.jp

 もくもくカメラの出展内容をまとめた専用サイト「もくもくカメラ実験室」もご用意しました。

mokumokucamera-sub1.hatenablog.com

3Dタイムラプスで食塩の結晶成長を撮りました

はじめに:

 微小世界の3Dタイムラプス、前回は桜の開花(下記リンク)でしたが、今回の題材は無機物の食塩です。

moku2camera.hatenablog.com 食塩水を放置して水分が蒸発すると、液中に食塩の結晶が析出します。蒸発が進むと結晶が成長するので、その様子を3Dタイムラプスで撮影しよう、という訳です。

[1]試料の準備

 必要なのは、飽和食塩水とその中で成長する「種結晶」です。以下のステップで準備しました。

①耐熱ガラス製容器に水道水100mlと食塩40g強を入れて、よくかき混ぜる。

②低出力(200W)に設定した電子レンジで、①を少しずつ加熱する。沸騰して液面に白いフレークが現れたら、加熱を止める。

③容器にラップで蓋をして自然冷却し、一晩おく。

④コーヒー用フイルターで、③の液をろ過する(飽和食塩水)。

⑤小さめのグラスに、④の飽和食塩水を深さ1cmほど入れる。埃が入らないようにグラスの口にティッシュペーパーをかぶせて輪ゴムで止め、静かな場所に放置する。

⑥グラスの底に小さな結晶(種結晶)が出来たら、ティッシュペーパーを外し、グラスごと撮影装置に載せて、結晶成長の撮影を開始する。

 今回の種結晶作りでは、⑤の放置開始から二日後に約2mmの結晶が一つ出来ていることに気づきました。あるいは、放置翌日くらいには既に結晶が出来始めていたのかも知れません。

[2]撮影条件

・撮影間隔:10分に1回

・撮影期間:2026-04-10 22:10 から 2026-04-13 18:30 まで

・撮影回数:411回

・実体顕微鏡の総合倍率

 ‥撮影前半:20倍(実視野は幅7.9mm)

 ‥撮影後半:10倍(同15.8mm)

写真1 撮影の様子。飽和水溶液の中で成長中の食塩結晶。中央にある最も大きい一個は、最初に現れたもの。その周りにある小さめの数個は、後から現れたものです。

[3]撮影結果

 それでは動画です。これまでと同様に、平行法と交差法の3Dです(→[5−1])。

 

【食塩結晶の成長(Salt Crystal Growth)/平行法(Parallel Viewing)】 

www.youtube.com

【食塩結晶の成長(Salt Crystal Growth)/交差法(Cross-eye)】 

www.youtube.com 動画の後半では、視野中央にぼんやりした異物が写り込んでいますが、これは液面に析出した食塩結晶です。観察の邪魔になるのでなるべく取り除いたのですが、次々に現れたので取り切れませんでした。この問題は、本件撮影方法の課題として残りました。

[4]乾燥後の食塩結晶

 次は、おまけ画像です。3Dタイムラプス撮影の終了後、グラスの食塩水を除いて、乾燥した食塩結晶のステレオ写真を撮りました。

写真2 食塩の結晶(Salt Crystal)/平行法(Parallel Viewing)

写真3 食塩の結晶(Salt Crystal)/交差法(Cross-eye)

[5]参考

[5−1]3D動画の見方(平行法と交差法)

www.stereoeye.jp

[5−2]種結晶の作り方・きれいな結晶の作り方

 本記事の最初に記した種結晶作り(→[1])は、群馬大学の下記動画を参考にしましした。

www.youtube.com なお、この動画では、種結晶を成長させる段階になると、大きな単結晶が出来るように、食塩水が入った容器に蓋をしています。これに対して本記事では、撮影のためにグラスの口を開けたままにしていました(写真1)。今回出来た結晶に多結晶がたくさんあるのは、蓋をしなかったからでしょう。液面に結晶が析出したのも、同じ原因かも知れません。

3Dタイムラプスで桜の開花を撮りました

 微小世界の3Dタイムラプス、前回の小豆発芽(下記リンク)に続いて、今回も植物が題材です。

moku2camera.hatenablog.com

写真1 今年も見事に咲いてくれた自宅の桜(4月3日撮影)。今回の相手です。この写真より数日前、蕾がふくらんできた頃合いに小枝を二本ほど取って、撮影装置にセットしました(→写真2)。

写真2 撮影の様子。

 最近はいつもこうしていますが、平行法と交差法で動画化しました。

 

【桜の開花(Cherry Blossom Opening)/平行法(Parallel Viewing)】

www.youtube.com

【桜の開花(Cherry Blossom Opening)/交差法(Cross-eye)】

www.youtube.com

 ※3D動画の見方(平行法と交差法の違い)については、下記サイトをご参照下さい。

www.stereoeye.jp

 

 

3Dタイムラプスで小豆発芽の続きを撮りました

 3月8日公開の記事では、小豆の発芽…種子が吸水し始めてから初生葉(しょせいよう)が出るまで…の3Dタイムラプスをご紹介しました。

moku2camera.hatenablog.com この小豆の芽は、その後さらに三出複葉(さんしゅつふくよう)が出るまで撮影を続けました。

【小豆の芽の成長(Azuki Seedling Growth)/平行法(Parallel Viewing)】

youtu.be

【小豆の芽の成長(Azuki Seedling Growth)/交差法(Cross-eye)】

youtu.be

 食材としての小豆はとても身近ですが、その植物(=生きもの)としてのふるまいを、私は今回初めて目にしました。こうして3Dタイムラプスで観察していると、小さな芽の中にも力強い生命力を感じて、つい見入ってしまいます。

 

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